miyamotoSion’s Obsessions

宮本紫苑がTwitter ( @miyamotoSion ) に書ききれないことを残しておく場所。

10年目のほぼ日手帳

社会人になって数年目の頃、仕事のやり方を根本的に変える必要を感じたのをきっかけに、ものは試しと1日1ページの「ほぼ日手帳」を使い始めて、気が付けば10年目に突入していました。どうやらこの手帳が肌に合っているらしいです。

ほぼ日手帳はコアなファンが多く、公式サイトにはユーザーさんの手帳カスタマイズ紹介がたくさん掲載されてます。絵を描いたり写真やチケットの半券を貼ったりグループの日誌として使ったりして、どれも華やかです。

みんなの使い方 - ほぼ日手帳の使い方 - ほぼ日手帳 2019

一方、わたしのカスタマイズは超絶地味なので、こういうところには紹介されない使い方をひっそりと記事にしてみようかと思います。

ボールペンって5色も要る?

元々はシャープペンのみで使っていましたが、ボールペンに変えてみたらコントラストが上がって読みやすくなったので、今はメモはもっぱらボールペンです。さらに色を増やしてみたらこれも思いのほか便利で、今では5色まで増えました。

使っているのは「Uniball Signo Stylefit(三菱鉛筆)」。赤、青、緑、紫、黒。

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ちなみに5色の使い分けは、赤:重要青:優先、緑:自発的、紫:記録、黒:その他。

使い分けの参考にしているのは「三色ボールペンで読む日本語(齋藤孝)」です。

三色ボールペンで読む日本語

三色ボールペンで読む日本語

 

ちなみに紹介記事を見ただけで、読んだことはありません…。

今どき手書き?

思考は断片的に浮かぶもの、とのことで、基本的に常に持ち歩いてます。あと、神経が集中している指先はキーを打つより文字を書く方が繊細な動作が要求されるため脳の活性化に効果があるらしいです。

確か、マインドマップの入門書にも確か同じようなことが書かれてたと思います。この本の実例紹介はすべて手書きです。

マインドマップ超入門 (トニー・ブザン天才養成講座)

マインドマップ超入門 (トニー・ブザン天才養成講座)

 

最近の著書では、公認のマインドマップ作成アプリも紹介されており、手書きがマストではなくなりつつあるようです。でもわたしは手書きをオススメしたい。

ページレイアウト几帳面過ぎん?

本文にはあらかじめグリッド、日付、時間などがプリントされているので、基本的にはそれに沿うようにエリアを分けて記入しています。

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時間軸の隣は作業日報エリア。毎日「作業日報」の提出が必要なので、ここにまとめておいて帰り際にこれを参照しながら入力します。
その右はスケジュールエリア。作業日報エリアのとなりにダンベルを引いて打合せなどの予定をメモします。

余白には、問合せ対応履歴やToDoリストを無造作に書きます。手書きだと何も切り替えることなく図や絵も使えるので便利です。そして、日々のメモは捨てずに置いておくと、案外あとで参考になったりします。そのメモを捨てるなんてとんでもない!

そして一番下、ほぼ日手帳の最大の特徴でもある「日々の言葉」。休憩の暇つぶしに読んだりしますが、実はその隙間は、「きもちエリア(?)」で、誰にも話せないようなもやもやを、ここに吐き出したりします。どろどろしてます。ここにツイートしたいことのメモをしたりもします。実は、オンとオフの垣根を無くすことが、当初の目的のひとつだったのです。

手帳というより工具箱?

手帳カバーの内側にはハサミ、さしがね、手鏡、下敷き、マスキングテープ、両面テープ、ふせん、絆創膏を仕込んでいます。ちなみに名刺も手帳にしのばせています。

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実は名刺入れは携帯していません。作業中に突然呼ばれて社外の方と引き合わせられることもあるので、常に携行してるものに入れておくのが便利だと感じます。名刺入れを使わないことに対するビジネスマナー云々より、不携帯で相手を待たせるとかもらうだけになるとかのデメリットのほうがでかいです。

裏表紙内側には、ポケットコンピュータとして iPod Touch (第6世代) を忍ばせています。

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iPhoneは分厚くて少し無理があるので、実は iPod Touch というのがミソだったりします。

使うのは標準機能の、カメラ、LEDライト、ボイスレコーダー、電卓、タイマー、ストップウオッチ。追加アプリのインストールで、露出計、水準器、GR用リモコンとしても使えるようにしてます。

自宅外ではネットワーク接続がないのですが、デジタルのマルチツールとして十分便利に使えます。密かなオススメ。

そこまでやる?

手帳自体を切ったり縫ったりはしてませんが、ちょっとした加工を施しています。

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使わなくなったポーチのストラップを切ってループを作り、ハンドルとしてカバーに装着してます。両手が塞がる時はこれに小指を引っ掛けるだけで手帳が保持でき、軽作業の多い自分としては非常に重宝しています。

あとは、公式ショップで売ってる追加ブックマーク3本組を使ってます。カバーには元々2本付いてるので、合計5本です。月間カレンダー、当日ページ以外にも、日々の記録や数日間参照し続けるメモなど、ほぼ毎日開くページがあるので、2本では足りないのです。

まだアップデートする余地がある?

基本は1年365ページが1冊に収まるシリーズなのですが、それだと分厚くて毎日持ち歩くには重いので、上半期下半期2分冊のモデル「avec」を使ってます。軽いのは良いのですが、6月末から7月初めにかけて手帳の引継ぎが発生するところにめんどくささを感じてます。効率良くデジタル化して、いつでも過去を参照できる手段がほしい。

あとはオフの日に書くことがあまりないので、オフならではの使い方を模索したいところ。

というわけで

手帳を使い始めて効率が上がったという実感があるので、個人的にはすごくオススメしたいきもち。ですが、改めて見返すとあまりにもマメ過ぎてちょっと…(自分で言う)。

手帳を使いたいけど続かないという方は、予定管理に使おうとしてるのだと思いますが、予定って実はあんまり書くことがないです。なので、きっちり文章にはしない散文日記という使い方の方が続けやすいかもしれません。