miyamotoSion’s Obsessions

宮本紫苑がTwitter ( @miyamotoSion ) に書ききれないことを残しておく場所。

フォトマスター検定準1級

先日「フォトマスター検定」を受験したところ、無事準1級に合格しまして、その認定証に先立って「優秀個人賞」なるものが届きました。

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フォトマスター検定準1級優秀個人賞

ただ、賞状と一緒に「合格体験談ご寄稿のお願い」という書類が同梱されており、「合格者の声」として実名と顔写真入りで紹介される模様。

優秀個人賞は、各級上位10名程度(約40名)に授与されてるみたいだし、「お願い」になってるし、そもそも無償だから任意提出だと思うのですが、1級はさすがに無理ちゃうかとビビってランクを落とした結果余裕すぎた罰ゲーム(チキンレース的な意味で)というつもりで、原稿を書いてみました。

わたしは会社では主にビデオ制作業務を担当していますが、カメラを使うというつながりで、いつしか写真撮影業務も任されるようになりました。しかしながら、写真技術について学校や大学では学んでおらず、すべて独学でこなしています。仕事はなんとか形になってはいるものの、自分が手探りで身に付けたその技術が世間でどの程度通用するのか自信が持てず、その裏付けがほしくて、今回腕試しのつもりで本検定を受験しました。結果、準1級合格に加え、優秀個人賞を賜り、うれしく思います。

検定の出題範囲は主にカメラ本体、レンズ、および撮影技術に関するものになっており、これは写真だけでなく「カメラを使う」ことに共通する基礎的な内容だと思います。実際の撮影では、そこにフレーミングやライティングといった感覚的な要素が加わり、さらに現像やレタッチなどのポスト処理まで含むことになります。また、これらの知識の多くは、写真のみならずビデオや3DCGといった様々な分野で応用が利くと思います。

今後、カメラの進化は高画素化に加え、色情報の深化(HDR画像の一般化)、画像処理の高度化(AIや深層学習による自動化)、スチルカメラとビデオカメラのシームレス化、バーチャルリアリティー技術とのリンクなどが進むと見込まれます。その中で、カメラの構造や原理、撮影技術を知ることは、機器の進歩に適応する上で大切な基礎となるはずです。

カメラ自体が賢くなり、専門知識が無くてもそれなりの写真が撮れてしまう時代になってきましたが、基礎を深く知ることは作品のレベルアップにもつながるのではないでしょうか。

前回分の投稿文を見た感じでは「受験して知識が深まった!ありがとう!」的な謝辞が多かったので、あえて小難しい内容にしてみました。小難しいだけで内容は薄いです。

せっかく時間を掛けて書いた文章ですし、未発表の原稿に限るという指定はないので、投函前にここに載せちゃいます。

今年、1級を受けるつもりでいますが、いっそ併願しとけばよかったかも。