カメラ三脚取り付けトレイをDIY
退職後も引き続き写真映像関係の業務に携わっているわけですが、相変わらず制作以外も含めた業務サポート全般を取り扱っており、最近はノートパソコンを使ったウェブ会議でできるだけ映りを良くしたい、などといった今までと毛色の違うニーズが増えたりしています。
そんな中、三脚にカメラ以外の物を載せられたら便利なのに、という状況に何度か出くわしたので、カメラ雲台に取り付けるフラットなプレートを探してみました。
しかし多目的な汎用品が見つからず、ノートPCかプロジェクターを載せることが想定されているものばかりで、どれも0.6kg超えの重厚なものばかり。
脱落しないように強度を確保しているので重くなるのは必然ではありますが、今欲しいのはそんな頑丈なものではなくA4のバインダーがそのまま三脚にくっつけられる程度の簡易的なものなので、いっそ作ってみることにします。
幸い、カンタンDIYとしてたくさん記事になってます。
ということで、何年かぶりのDIY。
ホームセンターで、MDFパネル(5.5mm厚)２枚、木工用接着剤、木工用φ8mmドリルを買ってきました（この時、木ネジを買い忘れました）。大ネジ→小ネジアダプターはカメラ屋です。合計￥1,600-くらい。
木材のほうが粘りがあって丈夫なようですが、経年変化で反るのが嫌なので、MDFパネルにしてみました。安かったし。
A4のバインダーと同じサイズにカットして台座を足してみたところ、重量は1.6倍くらいになりました。体積も見た目1.6倍くらいなので、A4のバインダーの台紙と材質の密度は同じくらいなのかもしれません。
MDFパネルは木ネジや釘の保持力が弱いらしいので、接合には接着剤と木ネジを併用します。
さて、電動ドリルなど持っていないのにドリルビットを購入したわけですが、手持ちのラチェットハンドルに取り付けられるので、手回しで削ります。案外イケます（無謀）。
この穴にカメラネジアダプターをねじ込むのですが、これが思った以上に曲者で、強引にいくと基材の組織が崩れてしまいそうだったり、アダプターの縁がテーパになってるのでその分を先に削っておかないとネジの端まで入らなかったり、一番神経を使ったところです。
台座の周囲に木ネジをねじ込みます。これもあらかじめ錐（キリ）で下穴を空けておくのが大事らしい。
無事完成。市販の金属製パネルに比べるとかなり軽いです。なので、携行しやすいし、テーブル三脚につけても耐荷重に余裕が残せそうです。
表面がけっこうスベスベなので、ノートPCを載せるような場合は類似製品のようにゴムバンドを用意したほうが良さそうです。
