自宅の制作環境を更新
むかしむかし、 Windows7 がリリースされて間もない2010年春、自宅の個人PCに当時 WindowsXP のマシンを使っていたのですが、買い替えを機に Mac に乗り換えましたとさ。
なんとそれから丸10年、つい先日までその Mac mini を使い続けておりました。
2017年に OS のアップグレード対象外となり、ずっと OSX10.11(El Capitan) のままだったのですが、自宅では年間を通して見ても年賀状を作るくらいの用途しかなく、ウェブアクセスはもっぱら iPad を使っていたので実は困ることもなかったのでした。
この Mac mini には Adobe Creative Suite 5 のパッケージ版を入れており、マシンを買い替えると載せ換えできず Adobe のサブスクリプションも同時に必要で、これも買い替えを渋っていた要因です。フォトプランが月々1480円とはだったとは思いますが、年1回の年賀状のために年間契約するのがなんだかもったいないきもち。
そうして買い替えどきを様子見しているうちに、今度は iPad Air (Gen1) も OS のアップグレード対象外となりました。こちらは毎日使っているし頻繁にウェブアクセスをするのでさすがに放置できず、 iPad Air (Gen3) に買い替えたのですが、最新 OS に Mac のサブモニターとして使える「SideCar」という機能が追加されており、買い換えるなら Windows でなく Mac の方が良いなぁと思うきっかけとなりました。
そんなこんなでまごまごしていたところ、転機がやってきました。
水面下での活動が実って2020年春から大学に編入学することが決まり、入学案内に「 ICT の科目があるので学生は全員ノートパソコン必携」というお達しが来たのです。要件には一部の学生を除いて OS の指定は無かったので、迷うことなく Mac のノート型を選択。ノート型でありながらファーストマシンとして使うことになるので、 MacBookPro13" にしました。一緒に Adobe Creative Cloud の導入も決意。
決めたらその時から、新マシンへの移行準備をスタート。
元々 Mac mini につないでいたモニター、キーボード、トラックパッド、スピーカーアンプなど諸々を丸ごと流用できるようにアダプターの類を整え、 iPad とも接続し、ファーストマシン Mac mini の完全リプレースに成功したのでした(ワコムタブレット intuos3 は最新OS非対応のため退役)。
ただ1点、 Apple Cinema Display 23" だけが曲者。太いケーブルの先が電源、映像、データ用端子に分岐しており太くて重く、しかも接続が DVI 。 Mac が備える端子は Thunderbolt3 のみで、純正の DVI 変換コネクターが供給されていない。そしてサードパーティー製が存在するという情報はあるものの、モニターの型式が古くてこれで動作するという確定的な情報は見つけられず。
つながれば儲け物、というつもりでその製品を試してみたら、無事問題なく使えました。ケーブルのあしらいに気を使いますがまぁOK。
StarTech.com USB type-C - DVI変換アダプタ CDP2DVI
- 発売日: 2016/02/05
- メディア: エレクトロニクス
Startech.com USB-C to DVI 変換アダプター
これが思いがけず、ウェブ会議にも完全対応。
社会情勢が混乱する中でウェブ会議のニーズが急騰していますが、会話だけでなく資料見ながらだったり、画面共有が必要だったり、会議参加者カメラのサムネイル一覧表示だったりで、外付けのモニターと入力デバイスがあるのはものすごく便利であることを知るのでした。
ほぼ理想的な環境。わーい。
困ってる点は2つだけ。
ひとつは、3DCG制作のアプリを使うには MacBookPro でも役不足なこと。たぶん4K映像の編集とかも厳しいのではないかと推測。グラフィックスがオンチップなので、これはしょうがない( eGPU は今のところ検討してません)。
もうひとつは、確定申告の電子申請が Windows 指定であること。なぜ。そのために後日 Bootcamp を導入することを検討中ですが、そのためだけに Windows (要ライセンス購入)というのももやもやはする。
Mac がメジャーになりきれていない悲しさ。