miyamotoSion’s Obsessions

宮本紫苑がTwitter ( @miyamotoSion ) に書ききれないことを残しておく場所。

編集したHD動画をBDレコーダーへ(後編)

前回の記事のつづき。
見つけた手法についてのメモ書きです。
かなりマニアックな記事になるので、ビデオと縁のない人はスルーの方向でひとつ。


1.カメラ→Macに映像取込み
編集ソフトの「取込み」のメニューから、必要なカットを選択してキャプチャ。
Finderからファイルをドラッグ&ドロップだと、いろいろややこしいと思います。


2.Final Cut Express で編集
うちではこれを使ってます。
今回書きたい内容は編集方法ではないので、この辺は割愛。


3.MPEG-4 AVC/H.264」で書出し

Quicktime 変換」を使って、MPEG4ビデオを書出します。
Windowsマシンだと、Quicktime のエンジンを使ったファイル変換は Quicktime Pro を購入しないと使えないのですが、MacQuicktime の機能を無償で全部使えます。
Windows の場合は TMPG Enc とかでMPEG4ビデオの出力ができるのかもしれませんが、よく知りません。



今回出力するMPEG4ビデオは、以下の構成になります。

  • ファイルフォーマット:MPEG-4
  • ビデオフォーマット:H.264
  • ビデオイメージサイズ:1920x1080 HD
  • ビデオプロファイル:メイン
  • オーディオフォーマット:AAC-LC
  • オーディオサンプルレート:48,000Hz

他の部分は、少々違っててもなんとかなるっぽい。


4.Mac から Windows にファイル転送
書出したMPEG4ビデオを「AVCHD」に変換します。
Mac にはカメラに書き戻すような機能は無いようなので、Windows の力を借りることになります。


5.Windows からカメラにAVCHDとして書き戻し
編集ソフトから「M2TSファイル」が書出しできればビデオカメラ付属のユーティリティーで簡単に書き戻しできた可能性はありますが。
無理なので、変換ツールを使います。

この2つをインストールしたら、次は書出し先の準備。
カメラのカードスロットに空のメモリーカード(MemoryStickもしくはSDカード)を差し込んで、Windows につないでおきます。
カードを外付けドライブとして認識していることを確認したら、multiAVCHD を起動します。

こんな画面。
上段左のボタンからMPEG4ビデオを読み込みます。
続いて、下段左のフィールドに出力先のメモリーカードを指定します。
で、右下の「Start」。

今度はこんな画面。
左中段のドロップダウンリストから、カメラのモデルを選択(ズバリでなくてもメーカーが合ってればOKっぽい)。
その上の「TV/Camcoder (NTSC)」を押すと、変換が始まります。
変換完了後、カードのルートに「AVCHD」というフォルダが出来ているかどうか確認してください。


6.カメラ→BDレコーダーにダビング
カメラを Windows から取り外して起動すると、「管理ファイルに不整合が見つかりました。HD動画を記録・再生できません。修復しますか?」というメッセージが出るので、修復を実行してください。
これはインデックスを作り直す等の作業で、書き戻した映像の内容は変わりません。
ちなみに、修復を実行しても、カメラ上で再生しようとすると「データエラーが発生しました」と表示されて再生できません。
でもBDレコーダーには転送できて、レコーダー上では再生もできます。
謎です。


7.ダビングした映像をタイトル結合、チャプター編集
当然ながら日付やタイトル、サムネイルなどがおかしなことになりますが、その辺は適当に。


8.BDレコーダー→BDとDVDへダビング
レコーダーで再生できれば、この辺は特に問題なくいくはずです。


以上、今回見つけた手順でした。
参考にしたサイト↓
貧乏プログラマのサービス残業: パナソニックのVIERAでSDカードの動画を再生してみる~その4