miyamotoSion’s Obsessions

宮本紫苑がTwitter ( @miyamotoSion ) に書ききれないことを残しておく場所。

名前、変えます。

二つ目の名前である「宮本紫苑」の方でなくて。
本名の方です。



これだけ言うと、改名するかのように聞こえるかもしれませんが、改名するんでなくて、間違いを正すというか、字を統一するというか。



わたしの本名の苗字の一文字目。
今までは、ずーっと何も疑わずにあの漢字を使ってきました。
けど、実は微妙に違うんです。
あの漢字は略字で、実は戸籍には旧字が使われているんですね。



自宅の表札も、親父の作業着の名前刺しゅうも、親父の実家の表札も、大学生になるときに親から譲り受けた自分の名義の銀行口座も。近くにある名前の表記がすべて略字なんですね。小さな頃から、すべてそう。
ところが、お墓参りをすると、刻まれている名前は、旧字。



戸籍の字と常用の字が違うのは知ってたんですが。
気になり始めたのは、先日、仕事でメールをやりとりしていた相手のかたから、
「会社のネットワークから出てくる名前、きみの署名と字が違うけど、間違ったままだと良くないから修正してもらったら?」
なんてことを言われたのがきっかけです。



修正するべきは、自分の方なんですよね。実は。
そんなわけで、今後、活字での表記はすべて、旧字に改めます。
とはいえ、やっぱり略字は便利なので、手書き文字は略字のままで、いきます。
年賀状の送り主の名前は手書きで書く主義なので、年賀状は略字のままになるとは思いますがね。



落語家、歌舞伎役者、小説家、芸人、俳優、力士、ミュージシャン・・・
創作活動、芸能活動をする人は、ほとんどの人が「二つ目の名前」を使っていますが、それは自分でない誰かになるためであると同時に、生身の自分を護るためなんじゃないかな、と最近は思います。
二つ目の名前は、服。
本名は、生身。



おろそかにしちゃいけませんよね。名前。
これからは、名前の字をちゃんと使い分けていこうと思います。
20代と30代の節目に、そんなことを想うのでありました。