不況はエコを推進する

うちの職場で、「昼休憩中は各自PCの液晶モニタの電源を切るように」という決まりごとができました。



え、そんなん当たり前じゃん。
わたしは以前から自分の分だけひとりでやってますよ。
強要しても不快を与えるだけなんで、ひとりで。



今まで、使ってないPCとか誰も見てない液晶モニタとかがガンガン点けっぱなしなのに、誰も指摘すらしませんでした。
不況のあおりを受けて、コスト削減に気を配るようにと会社全体が動いているようですが、こういう状況になって初めて省エネに気をつけ始めるわけです。
結果、「エコ」になってますが、世間のエコの意識なんて、この程度なんでしょう。



先日、どっかの国の首相は「2020年までにCO2排出量を15％削減」とか大見得を切ってましたが、その一方で、高速道路料金割引で連日の大渋滞を誘発した上で、エコカー減税でクルマを増やしたり、エコポイントで大量消費を促したりしてるわけで。
なんか、やってることがちぐはぐに見えます。



不況だと、消費抑制、省エネ推進で、結果的にエコ。
好景気だと、大量生産、大量消費。省資源より効率優先。
行き当たりばったりじゃなくて、先を見てやらないと、ジリ貧ですよ。首相。



こんな思考パターンで、昼休憩の決まりごとをきっかけに、日本を憂うのでした。
謎回路。