miyamotoSion’s Obsessions

宮本紫苑がTwitter ( @miyamotoSion ) に書ききれないことを残しておく場所。

古い日本人

先日、親父が定年を迎えました。
60歳の誕生日が最終日になるらしいです。
が、今日もあいかわらず、いつも通りに出勤してます。
「嘱託」というかたちで残ってるらしいです。ゆえに、会社での花束贈呈とか送別会とかは全くやってないとか。
まぁ確かに、会社に残るというのも、ひとつの選択肢かもしれません。
けど、その選択に、全く共感できません。



まず、年金問題
国家規模の詐欺がニュースで連日報道されてますが、これから先、年金が満額支給される保証はありません。なのに、65歳の支給開始まで、会社に勤めるかぎり年金を納め続けるとか申してます。
一方で、年金加入者全員に手渡されるはずの「ねんきん特別便」を、受け取った覚えがない、見た覚えがないとか。今年10月上旬で全員への送付が完了してるはずなのに、届いてないことについて「まぁいいか」みたいな気楽な構え方。
42年間同じ会社に勤めてたから、抜けなんてないだろう、ということですが。
あのさ。
ニュース見てるでしょ?



経済の問題も深刻です。
サブプライム問題で米金融経済が破綻、世界中の会社が傾いてます。雇用もままならなくなってきてます。
派遣とか嘱託なんていう雇用形態は、会社にとっては切りやすい。
そんな不安定、先行き不透明な雇用になるんだったら、スパッとやめておけばいいのに。



そもそも、仕事の考え方が違います。
親父は「働けるうちに働いとかんと」とか言ってますが、わたしの考え方は逆です。
新しいこと始めるなら、元気な今のうちに始めておかないと。体が言うこときかなくなってからじゃ遅いよ。
第二の人生なんて考えたことないんだろうなぁ。



ニュースは身に降りかかるまで他人事。
分からないことは分からないままでいい。
人生の節目であるという自覚がない。
「古い人間」と「日本人」の悪いところばかりが目立って、悲しくなります。



すいません。愚痴っちゃいました。