miyamotoSion’s Obsessions

宮本紫苑がTwitter ( @miyamotoSion ) に書ききれないことを残しておく場所。

印象派の巨匠とその息子

企画展入口

ルノワール+ルノワール展@京都国立近代美術館に行ってきました。
印象派の巨匠、ピエール=オーギュスト・ルノワールと、その息子で映画監督のジャン・ルノワールの作品の類似性に焦点を当てた展示。絵画と映像スクリーンが横並びで展示されていて、なかなかに新鮮でした。
ひとつひとつをじっくり見て回って、だいたい1時間強。



中学か高校あたりで習った美術史の中で一番記憶に残っているのがルノワールなんです。彼の作品がたくさん見れて、かなり満足でした。そして勉強になりました。たとえば
モデルはみんな身近な人、とか。
理想の「光」を求めて何度も転居した、とか。
3人目の子が生まれたのが50歳半ば、とか。
実は輪郭や線をすごく意識していた、とか。
モネとよく一緒に描いていた、とか。
「人物画家」を自称していて、風景画などはほとんど描いてない、とか。
人物の描画に軸足を置いて、自然の風景との融和だとか、田舎のお祭りの高揚感だとかを表現しようと試行錯誤した、ということらしいです。
そういう背景を知った上で「ぶらんこ」や「田舎のダンス」を見ると、また見るポイントが変わってくるような気がします。



今日は行って良かった。